病院TQMの活動事例|小集団活動|QCの目的・テーマ選定からQCサークルの進め方、QC7つ道具の使い方、QC事例発表の手法を指導。

病院TQM

新QC7つ道具

「QC七つ道具」は、主に数値データの解析・分析に使われます。一方、「新QC七つ道具」は言語データを扱うことを主にしています。

手法説明
連関図法複雑に絡み合う問題から重要な要因を見つける
親和図法KJ法。混沌とした要素を構造的にまとめる情報整理術
系統図法目的と手段を考え目標を達成するための道順を決める
マトリックス図法問題の所在や形態を探り、問題解決の着想が得られる
アローダイアグラム法プロジェクトを最短で完了させる道筋がわかる
マトリックスデータ解析法実行計画が頓挫しないようにあらゆる場面を想定しておく
PDPC法チェックするだけの簡単な作業で必要なデータを集められる

新QCの七つ道具は、人が話す言葉に焦点をあて分析を進める手法です。

医療分野に新QC7つ道具が必要な理由

日本にQCが導入された当初は「QC7つ道具」がよく用いられ、問題の90%は「QC7つ道具」で解決すると言われていました。

しかし、QC手法が製造業以外の「医療」や「サービス分野」にへ広がると、従来のQC手法だけでは、問題解決ができない分野があるという課題が浮き彫りになりました。従来のQC手法は、主として数値データの処理を対象としていました。しかし、「医療」や「サービス分野」では、数値だけでなく、人間の言葉で表現されたデータ(言語データ)をうまく整理でき、精度の高い情報として取り出せる手法が必要だったのです。この言語データの分析・解析するために使われるのが「新QC7つ道具」になります。

FMEA分析

TQMの新たな手法としてFMEAがあります。FMEAとは、Failure Mode and Effects Analysis(故障モードとその影響解析)の頭文字で「エフエムイーエー」と読みます。FMEAでは事前に予想されるあらゆる不具合モードを列挙し、その中から周囲への影響度の高い不具合モードを抽出し、事前に対策を講じようとする手法です。自動車・航空機メーカーをはじめとする多くの産業・企業で、製品設計や工程設計(製品の製造プロセスの設計)での潜在的故障、不良モードの早期発見と未然防止のために幅広く利用されています。

医療分野においても、FMEAを用いて医療活動の中で発生するトラブル原因を網羅し、影響の高い原因を絞り込みそれらを重点的に防止することで、効果的な医療事故防止活動に役立つことが期待されています。

医療機関へのTQM/FMEAの導入サポート

当事務所では、製造業で15年の品質管理や現場改善を実践してきたコンサルタントが、医療機関へのTQM/FMEAの導入をサポートします。TQM活動による医療事故防止、医療コスト削減のご相談は下記フォームよりお問合せください。

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